ウリハッキョはその特徴として、地域トンポ達の集いの場というものがあります。それは、地域全体を通して子ども達を守り、育てていこうという決意からなるものであります。
昨今、日本における学校論ではこういった風潮がなくなってしまったと騒がれていますが、ウリハッキョでは脈々と受け継がれています。納涼や秋祭り等といった行事がその最たる例ではないでしょうか。
本日(11/12)はウリユチバンにてキムチ作りが行われました。前日の塩もみから始まり、本日は甘辛いヤンニョムで味付け。白い白菜はみるみるうちに真っ赤なキムチへと変身します。
キムチ作りのお手本を見せてくれるのはウリ地域ではおなじみの、守口の名店「焼肉城八」から金春子ハルモニであります。
「子ども達にキムチを教えて欲しい」と依頼すると、快く引き受けて下さいました。

さすがに貫禄の姿であられます。なれた手つきで、あっという間にキムチが出来上がりました。子ども達も真剣に見つめています。
続いて実践。子ども達は辛〜いヤンニョムを必死に揉み込みます。


ハルモニも一人ひとりと声をかけ、一緒に作業をしてくれました。


辛いということは知りつつも、食欲をそそるのがキムチの魅力。こっそり摘み食いをすると、こんなことになってしまいました。


されど、摘み食いは止まりません。チャガドコチュアル。彼らもチョソンサラムなのです。
ただキムチを作るだけが目的であれば、教員達で出来ない事はありません。
大事なのは「プロから教わる」という体験。プロが教えてくれるなら間違えるはずがないのです。安心感と期待、それはとても大事な事なのです。
そしてさらに大事なのは、そのプロがウリ地域のウリトンポだという事。
これこそが、ウリ同胞社会の伝統であり、魅力なのだと強く感じる事が出来ました。
子ども達の為に貴重な時間を割いていただき、美味しいキムチを暖かく教えて頂いた金春子ハルモニ、チョンマルロコマッスンミダ!
子ども達も大満足でした!

