恥ずかしい話ですが、ウリハッキョ講堂は建物が古いため、教育的環境としては【最悪】です。(講堂に限る話ではありませんが。)「この校舎こそがウリハッキョの誇りや!」という方もおられます。それは正しい。半世紀を超えてなお支え合い、受け継いできた校舎。間違いなくウリ地域トンポ達の誇りでしょう。プライドでしょう。「国宝級」と言っても過言ではないのです。が、それは大人の話。実際にこの校舎で生活をしている子ども達にとっては不便極まりなく、場合によっては【有害】にさえ成り得るのです。
何をもってそう言うのか。今大会に向けて舞踊部達は40度を超えるサウナの中で練習をしているのです。しかもソリスト達は後輩達の何倍も練習しています。勿論ソンセンニムもです。なんとか少しでも温度を下げてあげたいと思いますが、それこそ簡単な事ではありません。練習によって体を壊す、心が折れる、それが当たり前の環境なのです。
しかしそれでも、彼女達はそれを受け入れ、立ち向かうのです。賞が欲しい。名誉が欲しい。それもあるでしょう。でもそれと同時に彼女達は「城北朝鮮初級学校」という看板を背負って戦っている。自分にはそう見えてなりません。
誇らしい校舎です。が、私たちの誇りとは古い校舎ではなく、古い校舎を受け入れてくれる子ども達ではないでしょうか。涙ぐましい努力だとか、そんな安っぽい言葉では片付けられません。人の何十倍も汗を流している彼女達を全力で応援して頂きたいと願います。
競演大会は8/2(金)東成区民センター大ホールにて、初演のキム・サフィトンムは11:30からペンイチュムで出演します。
演目10番目キム・ユウトンムが12:15から同じくペンイチュムで。
演目24番目のファン・エミトンムが14:15からペレンイチュムで出演します。